今注目の「マインドフルネス」って何?
簡単な始め方を解説
健康なからだに大切なことは適度な運動と休養ですが、それは脳も同じ。
脳のトレーニング方法として今注目の「マインドフルネス」をわかりやすく解説します。
概要からその方法、音楽を使うなどの環境づくりまでを紹介するマインドフルネス入門です。BGMにぴったりの音楽も紹介!
マインドフルネスって何?
「マインドフルネス」は、ストレスフルな現代に生きる私たちのために生み出された、アメリカ発の瞑想方法。集中力のアップや情緒の安定などが期待されています。
瞑想と聞くと「何かの宗教?」と思い敬遠してしまう人もいるかもしれません。確かに、瞑想の起源は仏教です。
しかし、マインドフルネスはその瞑想からテクニックだけを取り出した、脳を活性化させるエクササイズ。
でも、エクササイズと言っても、難しいことはありません。
誰でも手軽に簡単にできるのがマインドフルネスの人気の理由の一つ。
基本はとてもシンプルで、「今あるここに集中すること」。自分の意識が向かう先をコントロールする、というたったこれだけのことが、脳の基礎力アップにつながるのです。
マインドフルネスの簡単な方法
マインドフルネスの方法はいくつかありますが、一番簡単な方法を紹介しましょう。大切なポイントは2つ、「姿勢」と「呼吸」。
まず呼吸が深くできるよう、背筋をまっすぐ伸ばしましょう。呼吸は規則正しく、深い腹式呼吸で。この呼吸ができるようになったら、次のステップに挑戦してみましょう。
楽な姿勢で椅子か床に座ります。そして目は軽く閉じるか半開きで、腹式呼吸を始めます。
そして呼吸に集中しますが、そのとき呼吸の数を「1つ、2つ、3つ…」とゆっくり数えていくと集中しやすいでしょう。
しばらくたつと、「あっ、メールの返信をしないと」など、雑念が頭の中に浮かんでくるかもしれません。
そのときは「雑念、雑念、雑念」と頭の中で3回言い、また呼吸に集中しましょう。
時間は、最初は3分でスタート。
慣れてきたら、10分位まで時間を伸ばして。運動と同じで、毎日少しずつでも繰り返し継続していくことが大切です。
マインドフルネスを導入する企業
アメリカを中心に、最近では色々な企業がマインドフルネスを導入しています。
その中にはグーグルや、ゴールドマン・サックス、フェイスブック、インテル、パタゴニア、フォードなど、大手グローバル企業も。
例えば、大手保険会社のエトナがマインドフルネスを導入することによって、社員の医療費が減少したという話題がニューヨーク・タイムズで紹介されたこともあります。
他にも、グーグルは全社をあげて取り組んでいることが有名で、現在では全社員の10人に1人がマインドフルネスを実践するようになっています。
マインドフルネスの環境づくり
先ほどお話したように、マインドフルネス瞑想のやりかたはとてもシンプル。時間も場所も問わず、慣れれば歩きながらでもできてしまいます。
しかし、慣れるまでは集中しやすいように環境を整えることをおすすめ。まず部屋をざっと片付けましょう。
そのときに、窓をあけて空気も入れかえて。服装は、あまりからだを締め付けない楽なものを。
そしてマインドフルネスのための環境づくりにほとんどマストともいえるのが、音楽です。
音楽は心をリラックスさせてくれるだけではなく、周りの気になる雑音をマスキングする効果もあります。
ボリュームを抑え気味に、BGMとして流すのがおすすめです。
マインドフルネスにぴったりの音楽
マインドフルネスのBGMには、どんな音楽が向いているのでしょうか?
おすすめなのは、ヒーリングミュージックやヨガのための音楽など心の流れを邪魔しないようなソフトな感じのものです。
反対に避けた方がよいものは、お気に入りのミュージシャンの曲。これだと音楽に気が向いてしまうので、マインドフルネスには向きません。
♪Healingplazaで好評なヨガや瞑想にもってこいのタイトルをご紹介♪
▶︎快眠ヨガ:せせらぎ、鳥たちの声、雨音、そして波の音などの大自然の音と、宇宙の広がりを感じるようなサウンドが収録されたタイトル
▶︎メディテーション:インドの伝統楽器、シタールやタブラ、タンブーラの音色と自然音が融合された音楽
▶︎スピリット・オブ・ヒーリング〜インド:こちらもインドの伝統楽器演奏を駆使し、現地録音されたインドの自然音と合わせたヒーリング・アルバム。
▶︎10分間メディテーション~毎日できるミュージック・ケア:2017年3月に発売の新譜。マインドフルネス初心者にピッタリのサポートCD。
▶︎究極の眠れるCD:水の音や鳥のさえずりなど、自然音をミックスしたのんびりとしたサウンドが、リラックス空間を演出します。
こんな癒しの音楽と一緒に、マインドフルネスにトライしてみませんか?