- リリース日:
- 2021.09
- 品番:
- DLRP-232
- JAN:
- 4961501652456
- 監修者・アーティスト:
- 加藤敏樹
最近の音楽シーンでトレンドとも言える“シティ・ポップ”。'70~'80年代の洗練された都会的な日本のポップス・チューンは、インターネット等を通して海外でブームとなり、日本でも再注目されています。
このアルバムは、そんな時代の人気ナンバーより聴き馴染みのある12曲を厳選し、ちょっぴり大人っぽいピアノ・サウンドでアレンジしたアルバムです。
さらにピアノ演奏の冒頭数曲にはドライブ~シーサイド~夜の街をイメージした効果音を散りばめて、シーンを繋いでいきます。
シティ・ポップ・ブームの火付け役となった「真夜中のドア~Stay With Me」、シティ・ポップのルーツとも言われる「DOWN TOWN」他、お馴染みの全12曲を収録。
美しいピアノ・サウンドが奏でるメロディーは、聴く人の心に寄り添い、様々な想いをやさしく包み込んでくれることでしょう。
―――以下、金澤寿和(音楽ライター)コメント
いま世界中でブームを呼んでいるシティ・ポップ。
でもそのメインストリームから一旦離れ、アコースティック・ピアノ一本で、極めてていねいに、日本独自の哀愁メロディ、流行におもねらない普遍の旋律を、無垢のままに紡いでいく。
そう、時には語りかけるように、そして時には包み込むように…。
SNSから溢れ出る「プラスティック・ラヴ」や「真夜中のドア〜Stay with Me」の、もうひとつの真実。
それは、日本人だからこそ探し当てることができる、安らぎの調べ。心の奥深くにしんなり響く、ソング・オリエンテッドなピアノ集。
―――以下、金澤寿和ブログ「Light Mellow on the web~turntable diary~」より抜粋
いま世界中で再評価の波に乗っているシティ・ポップは、ダンス・ビートがキモ。それがあるから、アーバン・ポップなアイドル歌謡が一緒にされる。
もココで使われる楽器は、ピアノ一本。しかも癒し効果を醸し出さねばならない。
そこでシティ・ポップの持つ別の側面に焦点が当てられた。
それは、海外ウケするシティ・ポップとはある意味真逆の、日本的哀愁メロディ感と、当時のヒット曲を知っている人の脳裏に残る歌詞の潜在的イメージを呼び覚ますこと。
<プラスティック・ラヴ>や<真夜中のドア~Stay With Me>といった人気曲はあるものの、他の楽曲のメロディは、どれも日本人ならではの哀愁感をソソるものだ。
我々はよく、ガラパゴスだと自嘲的に自己批判するけれど、シティ・ポップは日本発信の音楽。ガラパゴスに何も意味はない。
海外のシティ・ポップ好きは、その表層的なグルーヴをすくい取って狂喜しているだけ。
そのメロディが持つウェットな響き、心に残る歌詞の本質は、我々日本人にしか分からないモノだろう。
◎このCDは歌入りではありません。
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- リリース日:
- 2021.09
- 品番:
- DLRP-232
- JAN:
- 4961501652456
- 監修者・アーティスト:
- 加藤敏樹
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