メンタルへルスケア導入企業紹介
NHN Japan株式会社様

日本最大級のインターネットゲームポータルサイト「ハンゲーム」やインターネットコミュニティサービス「CURURU」」、携帯電話向ゲーム&コミュニティ「ハンゲ.JP」など、インターネットを通じて各種エンターテインメントサービスを提供する会社『NHN Japan株式会社』。
韓国・日本・中国・米国でサービス展開するインターネットグローバルグループの日本法人であり「お客様志向」のサービス創りと「マーケット志向」の事業展開により多くのお客様の支持を集めています。親会社の韓国NHN社はインターネット業界のトップ企業で「就職したい会社ナンバー1」と言われているとのこと、日本でも、職場環境や社員のケアに力を注いでいる会社です。

今回は、NHN Japan株式会社 
HR室企画労務チーム 若林由佳さん

にお話を伺い、メンタルヘルスケアの導入事例をご紹介致します。

メンタルヘルス対策は

Q:メンタルヘルス対策はいつから始められましたか?
メンタルヘルス対策として活動を始めたのが'05年3月からです。産業医と連携して、まず同年6月に管理職へ向けたセミナーを実施し、11月に全社員に向けた「セルフケア」の講習会でメンタルチェックやメンタルヘルスの基本的な知識をを知ってもらうところからはじめました。一昨年・昨年とカラーセラピー・アロマセラピーなどのセミナーも行い男性社員にも好評で、プライベートでも活用されているようです。

メンタルヘルス対策は職場環境から

Q:メンタルヘルス対策の取り組みを教えて下さい。
メンタルヘルス対策としては'06年8月からM-TOP(ストレスマネジメントツール)を導入しました。それにより全社員が気軽にストレスチェックが出来る様になりました。'08年2月にはEAP(Employee Assistance Programs・従業員援助プログラム)を導入し、より専門的な対策が可能になりました。またメンタルヘルス対策と呼ぶのは少し違うかも知れませんが、昨年4月よりマッサージルームを開設したり、活性化に繋がるようカフェスペースを設けており、どちらも業務時間中も自由に利用できるようになっています。珍しいところでは和室・掘りごたつの会議室がありリラックスした空間で活発な議論ができるような環境も整えています。

一次予防は毎日の健康的な生活リズムから

Q:力を入れている対策はどのようなものがありますか?
健康増進を目的とし仕事とプライベートの充実を図る為に、就業時間を変更しました。従来は10時から19時だったのですが、昨年9月から9時半から18時までに改正されました。IT業界ではフレックス制の就業体制をとられているところも多いようですが、規則正しい生活やプライベートの充実が健康管理に繋がるという方針で社員に啓蒙しています。また健康管理の一環として、スポーツジムやリフレッシュ旅行なども選択式福利厚生制度でサポートしています。新入社員に向けては"エンジェル制度"というシステムがあり、新入社員1人につき「エンジェルさん」と呼ばれる先輩社員がマンツーマンで業務と社内生活をサポートするもので社内設備からランチスポットまでコミュニケーションをとりやすい関係を築きストレス緩和に役立っています。

CD試聴コーナーで無料レンタル実施

Q.デラCDのレンタル状況はいかがですか?
現在はリラックススペースにCDレンタルコーナーを作り、自由に無料レンタルができるようにしています。

気持ちよく働けるために

Q:メンタルヘルス対策を行い、社内的な変化はありましたか?
講習会やセミナーを頻繁に行うことにより、メンタルヘルスの知識をえたことで早期発見が可能になったと思います。導入前までは独りの考えで、ただ疲れやすいだけなのか、気のせいなのかと思い見過ごしていたことを早い段階で自覚でき、自分自身での気付きも受容しやすくなったり、気付いたときに相談しやすくなったという声もありました。休職においても社員の理解が深まり十分な休養期間の中で病気と向かい合える環境があり、復職の際もスムーズに行えるようになりました。

Q:今後の目標など教えてください。
今年新たに導入したEAPと、心と身体にやさしいCDレンタルを是非社員の皆さんに利用していただき、また、カフェスペースを利用してヒーリングコンサートも開催したいと思います。

NHN Japan株式会社 ホームページ

http://www.nhncorp.jp/