(梅田公共職業安定所)
ハローワークは国(厚生労働省)の機関で、「人と企業のマッチング」により地域の産業・経済の発展に寄与することを目的とし、お仕事を探している方に求人情報の提供や就職活動に関する相談を行い、社員を募集している企業に人材をご紹介しております。
今回は、ハローワーク梅田 庶務課 安本容子さん
にお話を伺い、メンタルヘルスケアの導入事例をご紹介致します。
Q:ハローワーク梅田様は具体的にどのような施設かご案内頂けますか?
お仕事を探している方に求人情報の提供や就職活動に関する相談を行い、社員を募集している企業に人材をご紹介しております。この他に、雇用保険の支給など の業務や障害者の雇用に関する相談など、雇用に関する総合的なセーフティネットとしての業務を行っています。ハローワーク梅田は、「梅田」という近畿圏の ターミナルに位置することから、在職中や周辺地域以外の方にも多くご利用いただいており、年末年始を除き年中無休で求人情報提供や職業紹介のサービスを 行っています。
Q:1日にどれ位の利用者の方が来られるのでしょうか?
平日は、1日に約3000人の方にご利用いただいております。うち2,000人以上の方が、求職活動の一環でハローワークをご利用いただいている方です。
Q:利用者の方の平均滞在時間はどの位ですか?
ご利用内容によって異なりますが、仕事を探している利用者の場合、求人票の閲覧や窓口での相談などで、およそ1時間程度は庁内におられる場合が多くなります。ただ、入社・退社が集中する4月頃は、雇用保険の被保険者資格取得・喪失関係手続きや失業給付の窓口が大変混雑しますので、お客様に長時間お待ちいただかざるを得ない場合もあります。
Q:ヒーリングアルバムはどの様に使われていますか?
ハローワーク梅田の施設フロア内のBGMとして活用しています。窓口には毎日多くの方が来られますが、その中には予期していなかった「失業」に対して戸惑われている方や再就職に大きな不安を抱えておられる方もおられます。ヒーリングアルバムには、ハローワークの利用という不安な状況の中で、少しでもストレスを和らげ心理的に落ち着いていただくことができるような効果があればと期待しています。
Q:利用者の方、職員の方々のヒーリングアルバムご使用後の反応はいかがですか?
以前は、利用者の方から「同じような音楽ばかり流れている」というような苦情をいただいたこともありました。現在、BGMとして、ヒーリングアルバムを使わせていただいていますが明るく穏やかなメロディーで耳に残る刺激も少ないことから雰囲気がとても良くなりました。フロアは話し声や機械音でざわめいている環境ですが、「快適生活サウンドシリーズ」や「ウェルビーイングシリーズ」は適度な音量でもさわやかな旋律がきちんと聞こえるため、職員にも好評です。
Q:今後予定している職員の方へのメンタルヘルス対策などはありますか?
職員へのメンタルヘルス対策としては、公務において自殺した職員の増加、精神及び行動の障害による長期病休職員の急増を踏まえて人事院が策定した「職員の心の健康づくりのための指針」に基づき、積極的な取り組みを推進することとしています。具体的には、管理監督者を人事院の専門研修により講師として養成し、心の健康について職員が正しい知識を持つことができるように取り組んでいます。また、共済組合の委託事業ですが、電話による匿名のメンタルヘルス電話カウンセリングを受けることもできます。
ハローワーク梅田(梅田公共職業安定所)
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- スペースキーを押してから矢印キーを押して選択します。