情報関連機器、電子デバイス、精密機器の開発・製造・販売・サービスを行っている『セイコーエプソン株式会社』。 設立以来、ものづくり企業としてのDNAを受け継ぎ、お客様の毎日の生活に感動が生まれるようさらなる努力を続けています。
今回は、セイコーエプソン株式会社の
本店 総務部 山口茂さん
にお話を伺い、メンタルヘルスケアの導入事例をご紹介致します。
弊社では、メンタルヘルスに対する理解を深めるため、社員・派遣スタッフ全員に小冊子を配布し、Eラーニングによる自己ストレス対処法の教育などを実施しています。 弊社は、事業所の規模により産業医・看護師による健康管理室を設置し、また、専門のカウンセラー(相談員)が各事業所を巡回しています。さらに、外部のEAPを活用する事業所もあり様々ですが、各事業所が連携しながらメンタルヘルスに取り組んでいます。 2007年度には、復職支援の仕組みを制度化し運用を開始しました。
新宿本店では、社員が自由に利用できる休憩室と、月3回出張で行われるマッサージルームのBGMに利用しております。 休憩室のBGMはタイマーでON/OFFが切り替わり、毎日違う音楽が流れるように設定されているので、コーヒーブレイクで何気なく音楽を聴き、休憩時間にはマッサージチェアーに座りながらのんびりと音楽に耳を傾けたり、読書をしながらリフレッシュしている社員も多いようです。 また、毎回予約でいっぱいのマッサージルームでも音楽を流しながらマッサージする事で、耳からも癒され心身ともにスッキリできると好評なので、他の事業所のマッサージルームにもデラさんのCDを貸し出そうと考えているところです。
社員のメンタルヘルスに対する意識が広まり、相談室・健康管理室を訪れる社員も多くなりました。また、社内のカウンセラーや産業医・看護師に相談する事に抵抗がある人も、外部EAPを活用してカウンセリングやケアを受けている場合もあるようです。 こうした取組みの成果が少しずつ表れているようで、本店においては2008年度から休職者がゼロになりました。
健康相談やカウンセリングに行った際に音楽が聞こえていると、気軽に利用しやすい雰囲気作りや緊張緩和にも繋がると思うので、今後取り入れていきたいと思っています。
また、音楽を聴く事は気分転換やストレス解消になるので、社員にヒーリングCDの紹介や貸出しを行い、心のセルフケアに役立てて欲しいと思います。
また、メンタルヘルスの基礎知識、共通理解をより深めてもらうため、社員に働きかけていきたいと思います。
セイコーエプソンホームページ
http://www.epson.jp/
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