【制作秘話】ソルフェジオ・ヒーリング528
制作物語 <前編> ~ヒーリングミュージックほど、メロディアスに仕上げたい~
小学校6年生の頃に手にしたガットギターをはじめ、フォークギター、ジャズピアノ、ディストーションギターなど「音楽のルーツはたくさんあります」とお話くださる、林有三さん。
楽作品を提供するアーティストであり、レコーディングアレンジャーであり、さらに鍵盤奏者としての一面も。
今回は、ヒーリングプラザでも人気の「ソルフェジオ・ヒーリング528」シリーズを手掛ける林さんに、ご自身の音楽のルーツや音楽観、さらにシリーズの最新作「ソルフェジオ・ヒーリング528~理想の眠りへ導く周波数」の誕生についてお話をうかがいました。
音楽作品を提供するアーティストであり、レコーディングアレンジャーであり、さらに鍵盤奏者としての一面も持つ、林有三さん。
林さん:
私の音楽のルーツを振り返ると、加山雄三さんや西郷輝彦さんなどの歌謡曲があります。
小学生のころ本当によく聴きました。
歌謡曲の特徴といえば、つい口ずさんでしまうメロディアスな曲調。
このメロディアスな曲こそ今の時代、必要とされているように思います。
また意外にもヒーリングミュージックには、雰囲気を重視している分、そうした曲が少ないと感じてしまいます。
他にも、“静寂の次に美しい音楽”とされる北欧のレーベル「ECMサウンド※1」なども好きですが、このことからも私はやはりシンプルなメロディをポイントに、音楽に接しているように思います。
また音楽は時間の芸術とも言われますが、はじまって終わりがある。
この間にいかに聴かせるか。
音の置き方だったりコード編成だったり、常に時間や変化とのせめぎ合い。
そこに編成の難しさを感じます。
さらに私は楽器の組み合わせの可能性にとても惹かれます。
誰々のどの曲、誰々の演奏などはあまり気にならないのですが、「作品の中のここの部分の組み合わせ」のように、ピンポイントで楽器の組み合わせに耳が傾きます。
またその点では、決して型にはまりたくない。「常に試していたい!」と考えています。
そういう点では、自分なりにやってみる音楽を心がけています。
普段から既存の音楽のコピーはしません。
ある意味 “勘違い”で進めてみて、新しい音楽を生み出す、そんなスタンスを大切にしています。
それが僕の、クリエイティブな曲作りの秘訣です。
良いも悪いもそれをコピーしていない。
(店内に流れる音楽について)この曲も今、ビブラフォンが効いている。
同じボサノバでもビブラフォンがあるのと無いのではかなりの違いがありますよね。
このように、誰が弾いているかより楽器の組み合わせに興味がいきます。
デラ社池田邦人さん(当企画A&R):
そういうところの知識を我々は身に付けていかなければならない。
林さんは、作品全体の中からそこだけを探し出し、そこだけを聴くことができるかたです。
また林さんの音楽からは、土着的・民族的・大陸的な雰囲気も感じます。
優れたテクニックがあるうえで、テクニックや雰囲気よりもシンプルなメロディを大切にしていらっしゃるイメージです。
―― 日頃のお仕事は、どんなお仕事がメインですか?
林さん:
普段のお仕事は、レコーディングアレンジャーがメインです。
編曲者ですね。
作曲もたまに依頼を受けます。
テレビのBGMだったり映画音楽だったり、アニメ音楽の編曲や作曲もします。
このようにジャンルの幅が広いのが、僕の特長です。
ジャズピアノを研究しても、ジャズピアニストになるわけではなく、ヘビメタを学んでもヘビメタギタリストになるわけではありません。
デラ社池田さん:
だから林さんは、様々なジャンルのミュージシャンに適切な指示が出せるのですね。師匠に習われた時期も?
林さん:
おふくろにアップライトのピアノを買ってもらいはじめは自己流でやっていましたが、バイトの帰りに地元のポピュラーピアノ科で習うようになり、その後ジャズピアニストの大御所八城一夫先生に習う機会に恵まれました。
八代先生に習う前、渡辺貞夫著のJAZZ STUDYを写すことなどで自ら勉強しました。
とにかく様々な音の組み合わせを書いたり聴いたりすることで記憶しました。
昨日も眠る前にスコアを眺めていましたが、勉強し続けたいという気持ちは今も強いです。
他にも、有線のJポップボッサ曲の提供や、沢田聖子さんのツアーサポートなどもしています。
ツアー中に出会った、面白いものや美味しいものを池田さんに報告する林さん。
※1 ヨーロッパを代表するジャズ・レーベル。
1969年にドイツのミュンヘンにマンフレート・アイヒャーが創設。ECMは「Edition of Contemporary Music」の略で、透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインが特徴的。
▶︎後編では、作品に込められた“聴きどころ”や林さんにとっての“癒し”についてご紹介します。
▶︎ソルフェジオ・ヒーリング528~心身を整える5つの周波数
定価:¥1,980(税込)
▶︎ソルフェジオ・ヒーリング528~脳力を高める5つの周波数
定価:¥1,980(税込)
楽作品を提供するアーティストであり、レコーディングアレンジャーであり、さらに鍵盤奏者としての一面も。
今回は、ヒーリングプラザでも人気の「ソルフェジオ・ヒーリング528」シリーズを手掛ける林さんに、ご自身の音楽のルーツや音楽観、さらにシリーズの最新作「ソルフェジオ・ヒーリング528~理想の眠りへ導く周波数」の誕生についてお話をうかがいました。
音楽作品を提供するアーティストであり、レコーディングアレンジャーであり、さらに鍵盤奏者としての一面も持つ、林有三さん。
ヒーリングミュージックだからこそメロディアスなものに
―― 林さんの音楽のルーツを教えてください。林さん:
私の音楽のルーツを振り返ると、加山雄三さんや西郷輝彦さんなどの歌謡曲があります。
小学生のころ本当によく聴きました。
歌謡曲の特徴といえば、つい口ずさんでしまうメロディアスな曲調。
このメロディアスな曲こそ今の時代、必要とされているように思います。
また意外にもヒーリングミュージックには、雰囲気を重視している分、そうした曲が少ないと感じてしまいます。
他にも、“静寂の次に美しい音楽”とされる北欧のレーベル「ECMサウンド※1」なども好きですが、このことからも私はやはりシンプルなメロディをポイントに、音楽に接しているように思います。
また音楽は時間の芸術とも言われますが、はじまって終わりがある。
この間にいかに聴かせるか。
音の置き方だったりコード編成だったり、常に時間や変化とのせめぎ合い。
そこに編成の難しさを感じます。
さらに私は楽器の組み合わせの可能性にとても惹かれます。
誰々のどの曲、誰々の演奏などはあまり気にならないのですが、「作品の中のここの部分の組み合わせ」のように、ピンポイントで楽器の組み合わせに耳が傾きます。
またその点では、決して型にはまりたくない。「常に試していたい!」と考えています。
そういう点では、自分なりにやってみる音楽を心がけています。
普段から既存の音楽のコピーはしません。
ある意味 “勘違い”で進めてみて、新しい音楽を生み出す、そんなスタンスを大切にしています。
それが僕の、クリエイティブな曲作りの秘訣です。
良いも悪いもそれをコピーしていない。
(店内に流れる音楽について)この曲も今、ビブラフォンが効いている。
同じボサノバでもビブラフォンがあるのと無いのではかなりの違いがありますよね。
このように、誰が弾いているかより楽器の組み合わせに興味がいきます。
デラ社池田邦人さん(当企画A&R):
そういうところの知識を我々は身に付けていかなければならない。
林さんは、作品全体の中からそこだけを探し出し、そこだけを聴くことができるかたです。
また林さんの音楽からは、土着的・民族的・大陸的な雰囲気も感じます。
優れたテクニックがあるうえで、テクニックや雰囲気よりもシンプルなメロディを大切にしていらっしゃるイメージです。
―― 日頃のお仕事は、どんなお仕事がメインですか?
林さん:
普段のお仕事は、レコーディングアレンジャーがメインです。
編曲者ですね。
作曲もたまに依頼を受けます。
テレビのBGMだったり映画音楽だったり、アニメ音楽の編曲や作曲もします。
このようにジャンルの幅が広いのが、僕の特長です。
ジャズピアノを研究しても、ジャズピアニストになるわけではなく、ヘビメタを学んでもヘビメタギタリストになるわけではありません。
デラ社池田さん:
だから林さんは、様々なジャンルのミュージシャンに適切な指示が出せるのですね。師匠に習われた時期も?
林さん:
おふくろにアップライトのピアノを買ってもらいはじめは自己流でやっていましたが、バイトの帰りに地元のポピュラーピアノ科で習うようになり、その後ジャズピアニストの大御所八城一夫先生に習う機会に恵まれました。
八代先生に習う前、渡辺貞夫著のJAZZ STUDYを写すことなどで自ら勉強しました。
とにかく様々な音の組み合わせを書いたり聴いたりすることで記憶しました。
昨日も眠る前にスコアを眺めていましたが、勉強し続けたいという気持ちは今も強いです。
他にも、有線のJポップボッサ曲の提供や、沢田聖子さんのツアーサポートなどもしています。
ツアー中に出会った、面白いものや美味しいものを池田さんに報告する林さん。
※1 ヨーロッパを代表するジャズ・レーベル。
1969年にドイツのミュンヘンにマンフレート・アイヒャーが創設。ECMは「Edition of Contemporary Music」の略で、透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインが特徴的。
▶︎後編では、作品に込められた“聴きどころ”や林さんにとっての“癒し”についてご紹介します。
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