【BGM】音楽聴きながらの勉強はOK?そのメリット・デメリットとは
子どもの頃、親から「音楽を聴きながら勉強してはダメ」と注意されたことがありませんか?
昔は音楽は勉強の妨げと思われていましたが、今では逆に音楽を聴きながらの勉強がすすめられることもあります。
音楽を聴きながらの勉強って本当はどうなの?メリット・デメリットを紹介!
勉強を習慣化してくれる音楽
どんな勉強でも大切なことは毎日コツコツと積み重ねること。でも分かっているけれど、ついつい怠けてしまうのが人間の性。
「テストの前の一夜漬けではダメ、日頃から毎日勉強しておかないと」と子どもに注意しておきながら、自分は英語の勉強がいつも三日坊主…という状況になってしまいがちです。
赤ちゃんの寝かしつけに音楽を流すメリットの一つに、音楽が入眠儀式となり、「この曲が流れたら寝る時間」という習慣づけができるということがあります。
同じように「この曲が流れたら机に向かって勉強タイム」と、勉強の習慣化に音楽が役立ちます。
勉強の習慣づけに流す音楽は明るい雰囲気のものがいいでしょう。なんとなく気分がのらないときに、やる気を高めてくれます。
集中力を高めてくれる音楽
ただ机の前に座ってテキストを開き、漠然とだらだらと時を過ごすのは、勉強の効果はなく時間の無駄でしかありません。
しかし、集中しなければ、と思っても気が散ってしまうということはよくあります。 そんなとき「集中できないのは気合が足りないからだ!」と言ってしまうのは少々理不尽。 集中できないのはどうしてでしょう?
それは勉強以外に気になることがあるから。気になることは自分の中にある場合と、車の音がうるさいなど自分の外にある場合があります。
音楽を聴きながらだと雑念や雑音をマスキングしてくれるというメリットがあり、勉強に集中できる環境を整えてくれます。
脳を刺激する音楽
何気なく音楽を聴いているときでも、脳は耳から入ってくる音楽に刺激をうけています。
私たちの脳は右脳と左脳に分かれていて、それぞれ働きが違うということを聞いたことがあるかと思います。
大雑把にその働きを分けてみると、右脳は感覚的なこと、左脳は理論的なことを司っているといえます。
例えばスポーツのトレーニングでは利き手、利き足だけではなく全身を万遍なくトレーニングしないと、身体の疲労や痛み、故障の原因に。 脳も同じで、片方ばかり使っていると疲れてしまいます。
勉強中は左脳の方をよく使うので、右脳に作用する音楽を聴きながらだと、両方バランスよく使うことができます。
音楽を聴きながの勉強をデメリットにしないために
このようにいろいろなメリットがある音楽を聴きながらの勉強ですが、聴き方によっては逆にデメリットになってしまうことも。
例えば、音楽の方に気をとられすぎると、勉強に集中できなくなってしまいます。
特に歌入りの曲の場合、歌詞に気をとられてしまうので、勉強のお供には楽器のみの曲を選びましょう。
また音が大きかったり、リズムが派手すぎる曲もNGです。クラシックなどの落ち着いた雰囲気の曲がおすすめです。
常に音楽を聴きながら勉強していると、音楽がない環境では集中できなくなってしまうこともあります。音楽によって勉強の習慣化ができたら、時には音楽なしで集中する時間も作りましょう。
勉強のお供におすすめ音楽の4ポイント
子供の場合は、自分の好きなアーティストの曲を聴きながら勉強してしまいがち。これでは集中できるどころか、音楽に気が向いてしまいますよね。
勉強に集中できる音楽を選ぶときのポイントは次の4つです。
1.歌詞がないもの
2.テンポが速すぎもせず遅すぎもしないもの
3.曲調が派手でないもの
4.ジャンルではクラシックやジャズ
勉強のお供におすすのCD
クラッシック界の巨匠モーツァルトの曲で構成された「活脳クラシック」は特に脳の集中力を高めることを目的として作られたCDです。
勉強で疲れたときの休憩タイムに脳をリフレッシュしたいときにもおすすめ。
『活脳クラシック』
勉強のお供に30分動画(自然音)
音楽を聴きながら勉強にはこんなことが向いている!
音楽を聴きながら行うと特に効果的な勉強は、漢字の練習や、計算ドリル、白地図の色塗りなどの繰り返しおこなう単純な作業です。
このような単純作業はどうしても飽きてしまいがち。そんなときに、音楽が飽きずに続けるための手助けとなってくれます。