ヒミツは朝時間にあり!
赤ちゃんの寝かしつけがぐんとラクになる方法
赤ちゃんに夜更かしさせてはいけないと、毎晩の寝かしつけをがんばっているママやパパも多いと思います。
でも、「もう寝る時間ですよ」と赤ちゃんをベッドに寝かせても、やさしく背中をトントンしてみても、なかなか思うようには寝てくれないものですよね。
でも実は、寝かしつけがとてもラクになる…というよりも、赤ちゃんが夜になるとすっと眠くなる、とってもシンプルな方法があるんです。
生後3~4ヶ月までは、赤ちゃんのリズムに合わせて
ただし、トライできるのは赤ちゃんが生後3~4ヶ月を過ぎてから。というのも生後4ヶ月未満の赤ちゃんにはまだ昼夜の区別がないので数時間おきに寝たり起きたり、胃もとても小さいので目を覚ますたびに授乳が必要なのも、仕方のないことだからです。
この時期はまだ、夜決まった時間に赤ちゃんを寝かしつけようと思わなくて大丈夫。できればママも赤ちゃんに合わせられるようにお昼寝をして、寝不足を補えたらいいですね。
体内時計が整う、生後4ヶ月ごろにスタート
赤ちゃんの体内時計が動き出すのは、生後4ヶ月頃と言われています。夜更かしをしないように意識し始めたいのは、この頃から。
スタートしたいのは夜ではなく、朝です。
■朝決まった時間に起こしてあげましょう
その時に心がけたいのがカーテンを開けて部屋を明るくし、朝日を浴びること。
人間は朝目を覚ましてから朝日を浴びると、その14~16時間後に「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌され、眠くなるようになっています。
まずは朝決まった時間に起きる習慣で、赤ちゃんの脳でこの仕組みが動き出すのをサポートしてあげましょう。
すやすやと寝ている赤ちゃんを起こすのはママにとっては少し忍びないかもしれませんね。
赤ちゃんが寝ている間に済ませたいこともたくさんあることでしょう。
でも、毎朝決まった時間に起きる習慣は生活リズムを整えるために大切な最初の1歩。
生活リズムが整うと、赤ちゃんだけでなくママも予定が立てやすくなるなど、暮らしがぐんとラクになるはずです。
■午後のお昼寝は早めに
赤ちゃんは大人よりもずっと多くの睡眠を必要としているので、乳幼児期は夜の睡眠時間にプラス、お昼寝が欠かせません。月齢の小さな赤ちゃんでは午前と午後の1日2回、少し大きくなると午後1回のお昼寝をとることが多いはず。
午後のお昼寝が夕方にずれてしまうと、夜寝付けなくなるので注意しましょう。
そのためにも、お散歩やお買いものなどのお出かけは午前中にすませるのがベター。
成長にしたがって公園や図書館、児童センターなどへ出かけてみるのもおすすめです。
午前中をアクティブに過ごすことで、お昼を食べたら自然と眠くなる…そんな乳幼児期の生活リズムを作ることにつながります。
夜は寝かせるというより、赤ちゃんが眠りにつくのをお手伝い
朝から夕方にかけての生活リズムが整うと、赤ちゃんは夜になると自然と眠くなるはず。後は安心して眠りにつけるように少しお手伝いをしてあげましょう。
■お風呂は寝る1~2時間前までに
睡眠ホルモンの「メラトニン」は体温を下げて体を眠りへと導いてくれます。この働きをじゃましないよう、入浴は寝る前ではなく、できれば1~2時間前までに済ませるのがいいといわれています。
■部屋をうす暗くして、光の刺激を少なく
蛍光灯やテレビなどの光の刺激は、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまいます。
できれば、寝る1~2時間を目安に間接照明などに切り変えて部屋をうす暗くし、静かに過ごせるとベター。
赤ちゃんがなかなか寝てくれないから…と枕元でスマホをチェックしてしまうこと、ありませんか?スマートフォンのブルーライトも刺激が強いので、控えるようにしましょう。
■「寝たふり」で成功率アップ!?
寝かしつけの時にママが「赤ちゃんが寝たらあれをして、これをして」と考えていると、不思議といつまでも寝てくれないもの。
寝かしつけのときはママも気持ちをゆったり、リラックスするのがコツです。寝たふりをしたり、本当に一緒に寝てしまうのも成功率が高いはず。
夜は赤ちゃんと一緒に早めに休んで、朝その分早起きして赤ちゃんが起きる前に家事をしたり、自分の時間を楽しむのもひとつの手です。
■おめめパッチリ。そんな日もあります
なぜか今夜は赤ちゃんが全く寝てくれない!そんな日もあります。
ご機嫌の悪い日や、お出かけなどで生活リズムが乱れてしまう日もありますよね。
そんなときは、どうにかして寝かしつけなくてはとがんばり過ぎなくても大丈夫。
小さな読書灯をつけて本を読んだり、ヒーリングミュージックに耳を傾けたりしながら、赤ちゃんが眠くなるのを待ってみては。
おやすみオルゴール