【寝かしつけに最適】オルゴール曲紹介

オルゴールの可愛らしい音色は、どこかホッとする雰囲気を持っています。
そんなオルゴールの奏でる音楽は寝かしつけにぴったり!

クラシック、民謡、童謡といろいろなジャンルの、子供を夢の世界にいざなうオルゴールで聴くのにおすすめの5曲をセレクトしました。

シューマンの癒しの名曲「トロイメライ」

シューマンのピアノ曲集「子供の情景」の中で最も知られているのが、第7曲の「トロイメライ」です。

トロイメライ (Träumerei) は「夢見心地」の意のドイツ語。 タイトル通り夢見心地の甘いメロディーが、オルゴールで際立ちます。 主題となる旋律が若干変化しながら6回繰り返されるシンプルな構造が、寝かしつけに効果的です。

ネズミに聞かせた場合、別の曲より交感神経の活動や血圧が低下したという実験結果も出ている「トロイメライ」は、 リラックス効果抜群の一曲です。

世代を超えて愛される「ゆりかごのうた」

「ゆりかごのうたを カナリヤが歌うよ」から始まる北原白秋作詞のこの曲、日本人であれば誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。

四小節のフレーズが二つ、合計八小節の短い曲にもかかわらず、メロディーラインの動きが大きいため、オルゴールで演奏すると美しさが引き立ちます。

サビの部分の「ねんねこ」の繰り返しが、ゆりかごにゆれられているような心地良い雰囲気をかもし出しています。

子供は、お母さんの歌声が大好き、オルゴールに合わせて一緒に歌ってみるのもおすすめです。

原曲はフランス民謡「きらきら星」

世界中で親しまれている「きらきら星」は、元々はフランスの歌でした。 モーツァルトもこの曲をモチーフにした「きらきら星変奏曲」を残していますが、原曲の歌詞は恋の歌です。

原曲にイギリスで歌詞が新たにつけられ、それを翻訳した日本では「きらきら星」と呼ばれるようになりました。

同じメロディーにアメリカで歌詞がつけられたものは「ABCの歌」となりました。

オルゴールの軽やかな音で聴く「きらきら星」は、夜の星空を思い起こさせ、子供達を眠りの世界に誘います。

バロックの名曲、パッヘルベルの「カノン」

パッヘルベルはオルガン曲を中心に多くの作品を残したバロック時代の作曲家です。
カノンとは、元のメロディーを次々と追いかけて演奏する形式で作られた曲で、みなさんも歌った「かえるの歌」の輪唱がこのカノンにあたるといえるでしょう。

パッヘルベルの「カノン」は、ゆったりと打ち寄せては引いてく波のようなリズムが大変心地良く、子供から大人まで世代を超えて親しまれています。

街中で流れていることも多いので、タイトルはご存じなくても耳馴染みのある方が多いと思います。

段々音階が下がっていくメロディーが、子供達にリラックス感をもたらします。

ドビュシーの傑作「月の光」

ドビュシーの「ベルガマスク組曲」の第3曲「月の光」。
オリジナルのピアノ曲は、一番弱い音であるピアニッシモでの演奏が指示されている部分が大変多い静かな作品です。

大きな流れの中に、細かい変化があるメロディーが、エレガントな雰囲気をかもしだしています。

伝統的な和声学の法則にとらわれない自由な発想で作られたこの作品は、
クラッシック音楽の枠組みを越えた普遍的な音楽としての美しさを追求しています。

この曲を聴きながら眠れば、素敵な夢が見られそうです。

オルゴール曲が寝かしつけにいいのはなぜ?

オルゴールの音を聞くと、私たち大人も優しい気持ちになりませんか?
オルゴールの音の秘密は、人間の耳に聞こえない低周波音と高周波音が含まれていることにあります。

このような音は聞こえなくても脳に刺激を与え、自律神経を整える効果を持っています。

オルゴールは小さな楽器ですが、豊かな音でこどもの自律神経を整えるため、寝かしつけにおすすめなのです。