アロマで楽しく冷え性脱却!
気温が下がると動くのもおっくうになるものです。
寒いというより「冷える」のです。外からの加温だけでは、なかなか冷えは改善できません。冷え性には体質改善が必要です!
ですが体質の改善って、なかなか難しいですよね。心の性質、つまりは性格を変えるのが難しいのと同じです。
一朝一夕には変化は望めません。性格も体質も、もちろん生まれ持ったものもありますが、長年の生活習慣や環境によって作られています。
そのため、変えるためには、コツコツと、日々努力する必要があります!アロマテラピーはそんなときにもいいサポートになるんです。
今回はアロマを活用して、いい香りを使いながら、身体を温める方法をお教えします。楽しみながらじっくり取り組み、冷え性から脱却しましょう!
体を温めるといいこと
女性は血のめぐりを良くするのが大切だと昔から言われます。毎月、生理があることからも、男性以上に血液循環に影響を受けるのです。
血行を良くすると、次のような利点があります。
1.美肌効果
エステサロンなどで顔を温めてもらってことはありませんか。私のアロマサロンでもお客様の顔を温めますが、ほんのわずか温めただけで、目元がぱっちりして、顔色がワントーン明るくなります。
顔の皮膚はこのように変化がわかりやすいのですが、身体も同じことです。皮膚細胞には血液が栄養を運びます。美肌を作るためには、血行改善は必須です。
2.代謝をあげるサポートになる
代謝はエイジングと共に落ちるものです。
年々、体重が落ちにくくなる、体形が崩れるというお悩みはありませんか。加齢によるものはある程度、仕方ありませんが、冷えているとますます代謝が落ちるといいます。
身体を意識的に温めることで、少しでも代謝を落ちにくくしましょう。
3.リラックスできて疲労回復に役立つ
寒いときは身体が縮こまって、緩むことができませんね。
反対に温めると、身体の緊張がほぐれ、のびのびとした気分になります。眠気も誘い、疲労回復に役立ちます。
4.ホルモンバランスを整える
女性ホルモンは血液循環によって必要な部位に届けられます。
血のめぐりが悪いと、女性ホルモンのバランスが崩れて、生理不順や生理痛、PMSなどに悩む原因にもなりかねません。
アロマバスでじっくり温まる
寒い季節にもっとも手軽に汗をかく方法。それは全身浴です。
バスタブに浸かると、皮膚表面が温まるのはもちろん、内臓も温めることになり、発汗が活発になります。
そこに血行を促すといわれるエッセンシャルオイルを入れて香りのアロマバス(エッセンシャルオイルを使った入浴法)にして相乗効果を期待しましょう。
●アロマバスの方法
お湯を張ったバスタブにエッセンシャルオイル(精油/アロマオイル)を1~3滴入れます。
必ず、よくかき混ぜてから、身体をつけます。
あたためアロマ3選
・ローズマリー
シャープな香りのローズマリーは、身体も心も刺激するといわれます。手足が冷えて、気分も落ち込み気味な時のお風呂におすすめです。
・スィートマージョラム
オレガノの仲間のハーブです。ほんのり甘いニュアンスもあるため、週末、じっくり疲れを癒したいバスタイムにおすすめです。
・ジュニパーベリー
黒い果実から採られた渋めのウッディ系アロマです。古くから身体のデトックス機能を高めると言われます。冷えて身体の排出機能が低下したと感じるときにおすすめ。
アレンジ
余った日本酒があれば、一緒に入れてみましょう。分量はグラスに三分の一ほど。日本酒がさらに発汗を助けてくれます。お酒アレルギーや飲めない方は控えてください。【アロマバス実践上の注意点】
・皮膚が弱い人はまれに刺激を感じます。その際はすぐに洗い流し、場合によっては皮膚科を受診してください。そのためにもエッセンシャルオイルの分量は守ってください。多くても3滴ほどまでにしましょう。
・小さな子ども(3歳未満)には実践しないでください。