「1/fゆらぎ」について
1/fゆらぎとは?
1/fゆらぎとは、音や光、空気の流れや物の動きの規則性に反発して、部分的に生まれる「ゆらぎ(=不規則性)」を指します。川のせせらぎや雨音などの自然音をはじめ、ろうそくの火、星の瞬き、木洩れ日、小鳥のさえずり、電車の揺れなどの不規則なゆらぎも同様に1/fゆらぎであるといわれます。
なぜ1/fゆらぎでリラックス効果が得られるの?
1/fゆらぎの音楽を聴くと、癒しの効果が得られているときに脳から出る脳波の1種、アルファ波(α波)が出やすくなるといわれています。さらに、私たちの身体の中にある心拍の間隔や呼吸、体温の変化なども1/fゆらぎで動いています。1/fゆらぎが含まれる音楽と身体が同調すると、自律神経のバランスが安定し、心身共にリラックスした状態になります。
そもそもα波(アルファ波)って何?
α波(アルファ波)とは、脳から出る脳波の1種類で、癒しの効果が得られているときに出る脳波だと言われています。ドイツの科学者、ハンス・ベルガーによると、その時の状態によって出ている人間の脳波は5種類に分類でき、それらは周波数によって分類されるようです。 α波は、周波数でいうと8Hzから13Hzの範囲の脳波で、落ち着いている状態に出る脳波です。
α波の効果とは?
α波の効果については、様々なことが知られています。α波が出ると、心と身体がリラックスできるとともに、ストレスを抑える効果もあります。 また、普通に考えると反対のステータスのようにも感じるかもしれませんが、集中力が研ぎ澄まされているときにも、α波が検出されます。 したがって、α波の効果としては、脳を活性化させる効果もあります。さらに、最近では、α波に免疫力を高め、病気を予防する効果もあるのではないかと言われています。 α波は集中力だけでなく、自律神経のバランスを取る効果があることがわかってきており、免疫力を高めるという効果を実証するための研究が進められています。
どうすればα波が出るの?
ストレス解消や集中力の向上、さらには免疫力の向上に至るまで、様々な良い効果が知られているα波ですが、いったい、どのようにすればα波が出るのでしょうか。リラックスした状態になれば、自然に出る脳波の種類がα波です。 したがって、自分自身を落ち着かせることができれば、α波を出すことができるというわけです。心と身体をリラックスするための一つの方法として、音楽を聴くという方法が挙げられます。 癒し効果の高い音楽を聴けば、心身をリラックスすることができ、その効果は音楽療法にも取り入れられています。