シングル売上日本最高記録が出た70年代といえば

東京・銀座に初めてマクドナルドが誕生、パンダが初来日、セブンイレブンの1号店誕生、ウォークマンが発売、成田国際空港開港、など今の私たちの生活で当たり前のものが色々と初めてやってきたのは70年代です。

そんな70年代の懐メロは今聴いても当時のエネルギーを失うことなく楽しめ、多数の名曲が最近のアーティスト達にカバーされたり、時代や年代を問わず愛され続けています。

この卒業・別れのシーズンにぴったりの、懐かしの70年代ソングを3曲紹介します。

1973年「心の旅」

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冒頭を飾るのはこの1973年発売、チューリップの3枚目のシングル「心の旅」。この曲の大ヒットによって、チューリップは人気歌手の仲間入りをすることとなりました。

イントロ無しでいきなりサビから曲が始まるという構成で、冒頭から聴く人の心をグッと掴みます。これは発売当時、その頃の楽曲としては非常に斬新な構成でした。このサビを聴くと一緒に歌いたくなりますね。

1975年「卒業写真」

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1975年といえば、新幹線が博多まで開通し、日本人女性が初めてエベレストの登頂に成功した年。そんな年に発売された”荒井由実”時代のユーミンの「卒業写真」です。

最初はコーラスグループ・ハイファイセットのデビュー曲としてユーミンが作った作品でした。今でも卒業式の定番ソングとして広く歌い続けられている名曲ですが、実は今から40年以上も前の曲なのです。

現在まで多くのミュージシャンにカバーされているこの曲のシンプルでありながら完成されたメロディーラインは、今聴いても全く古さを感じさせないところがさすがユーミン!

1976年「酒と泪と男と女」

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ロッキード事件が起こった1976年。今ではなくてはならないクロネコヤマトの宅急便のスタートや、世紀の大ヒット曲「およげ!たいやきくん」の発売もこの年でした。ちなみにこの「およげ!たいやきくん」の持つ日本で一番売れたシングル盤という記録は未だに破られていません。

この年発売の名曲は「酒と泪と男と女」。今は亡き河島英五の代表曲で、前年リリースのデビューアルバム「人類」に収録されていました。この曲は多くのミュージシャンを惹きつけ、最近ではEXILEのATSUSHIが2014年にカバーしています。

渋いいぶし銀のような曲ですが、実はこの作品が発売された時、驚くことに彼はまだ23歳。お酒が飲めない人も必聴の心に染み入る名曲です。

懐かしの70年代サウンドが楽しめるCD「あゝ青春」

当時を知る人には懐かしく、初めて聴く世代には音楽的に新しさを追求していたサウンドが新鮮な70年代や80年代の懐メロ。そんな素敵な懐かしソングがたっぷり収録されたCD「あゝ青春」を紹介します。

今回紹介した「心の旅」「卒業写真」「酒と泪と男と女」の3曲に加え、「なごり雪」「贈る言葉」「わかれうた」「」など、なつかしく、この季節にぴったりの全16曲がインストゥルメント曲にアレンジされた1枚。

「あゝ青春」

あゝ青春

[シリーズ] 懐かしのメロディー
[音・楽器] ギター,ヴァイオリン
[アーティスト] 東京浪漫倶楽部

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思い出の曲は何年経ってもその良さを失うことを知らず、ワインのように年月を重ねれば重ねるほどその思い出に深さと味わい・懐かしさを増すものですね。