【癒ログ】〜音楽療法〜癒しの音楽とその効果
昔から音楽は楽しみだけではなく、人々のからだと心も癒してきました。
音楽を単に聴くことと音楽療法との違い、またどのような効果があるのかなどを紹介します。
また音楽療法でよく使われるおすすめの楽曲を紹介します。
音楽療法とは、日本音楽療法学会により「音楽の持つ、生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と定義されています。 つまり芸術の一つの人々の楽しみを目的としてい音楽を、科学的に使うということ。 また音楽療法は、音楽を使った専門的セラピー、つまり音楽を治療の道具として使用するということで、私たちが単に楽器を演奏したり音楽を聴いたりしてリラックスするのとはちょっと違います。
実際、音楽療法はどのような効果をからだと心に与えているのでしょうか。
まず挙げられるのは、不安の軽減、精神の安定です。
手術の前後や、最近では特に高齢者医療の現場でその効果に大きな期待が寄せられています。
2つめは、痛みの緩和です。
終末医療では、この効果が生活の質の向上に結びついています。
最後に近年注目を浴びているのが、音楽による免疫力のアップです。
音楽が自律神経を刺激することによって副交感神経が活発化し、免疫力の向上につながります。
これ以外にも、終末期医療で、音楽療法を受けた人の方が延命に効果があったという実例もあります。
古くは古代エジプトで音楽は「魂の治療薬」と考えられていた頃に既に音楽療法の芽生えが見られます。 ギリシャ時代には、身体、精神両方に、音楽治療が行われていました。 その後中世は宗教とのつながりが深かったため、一時音楽治療は衰退しました。 再び音楽治療が息吹を吹き返したのはルネッサンス以降です。 当時坐骨神経痛の患者の腰の上で笛を奏で、その振動で痛みを和らげたという音楽療法の記録が残っています。 音楽療法が組織的に行われるようになったのは、第二次世界大戦後のアメリカです。 戦争に参加した兵士たちが戦時中の悲惨な体験によってメンタルヘルスのバランスがくずれるケースが多く、その対策として組織化されました。
本格的な音楽療法は専門的な知識を必要としますが、音楽療法の効果を私たちの日々の生活にとりいれることはできます。
まず第1番目の効果、不安軽減、精神の安定ですが、これは私たちが日頃音楽を聴いて感じる、リラックス効果と同じことですね。
2つ目の痛みの緩和、これは歯が痛い、腰痛など、からだの痛みがあるときに、音楽を聴くと和らぐ可能性があります。
しかし痛みの強いときは、医療機関の受診をお勧めします。
3つ目の免疫力アップ、これは風邪の流行っている時期などに使えそうです。
夜寝る前の毎日の習慣にするがおすすめです。
音楽療法でよく使われる癒しの曲を2曲紹介しましょう
1曲目はノルウェーの作曲家グリーグの「抒情組曲」です。
優しく美しい調べの中に、ほのかに哀愁と寂しさが感じられる独特の雰囲気を持つ作品です。
北欧のショパンとも呼ばれたグリークの詩情豊かなメロディーに癒されます。
そしてバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(BWV1043)」もおすすめです。
短調の曲にもかかわらず軽やかで明るい雰囲気の2台のバイオリンの調和が美しい作品です。
この曲は後に「2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調(BWV1062)」に編曲されました。こちらもおすすめです。
芸術の一つである音楽が、実は科学的力も備え、それによって人の心身を癒す音楽療法。
音楽は、本当に奥深いですね。
明るい音楽、静かな音楽、音楽の雰囲気にも色々ありますが、音楽療法では「同質の原理」という、今の自分の気持ちと同じ感じの作品を聞くことをよくすすめています。
音楽を単に聴くことと音楽療法との違い、またどのような効果があるのかなどを紹介します。
また音楽療法でよく使われるおすすめの楽曲を紹介します。
音楽療法とは?
音楽療法とは、日本音楽療法学会により「音楽の持つ、生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と定義されています。 つまり芸術の一つの人々の楽しみを目的としてい音楽を、科学的に使うということ。 また音楽療法は、音楽を使った専門的セラピー、つまり音楽を治療の道具として使用するということで、私たちが単に楽器を演奏したり音楽を聴いたりしてリラックスするのとはちょっと違います。
音楽療法がからだと心に与える3つの主な効果
実際、音楽療法はどのような効果をからだと心に与えているのでしょうか。
まず挙げられるのは、不安の軽減、精神の安定です。
手術の前後や、最近では特に高齢者医療の現場でその効果に大きな期待が寄せられています。
2つめは、痛みの緩和です。
終末医療では、この効果が生活の質の向上に結びついています。
最後に近年注目を浴びているのが、音楽による免疫力のアップです。
音楽が自律神経を刺激することによって副交感神経が活発化し、免疫力の向上につながります。
これ以外にも、終末期医療で、音楽療法を受けた人の方が延命に効果があったという実例もあります。
音楽療法の歴史
古くは古代エジプトで音楽は「魂の治療薬」と考えられていた頃に既に音楽療法の芽生えが見られます。 ギリシャ時代には、身体、精神両方に、音楽治療が行われていました。 その後中世は宗教とのつながりが深かったため、一時音楽治療は衰退しました。 再び音楽治療が息吹を吹き返したのはルネッサンス以降です。 当時坐骨神経痛の患者の腰の上で笛を奏で、その振動で痛みを和らげたという音楽療法の記録が残っています。 音楽療法が組織的に行われるようになったのは、第二次世界大戦後のアメリカです。 戦争に参加した兵士たちが戦時中の悲惨な体験によってメンタルヘルスのバランスがくずれるケースが多く、その対策として組織化されました。
音楽療法の効果を日々の生活にとりいれよう
本格的な音楽療法は専門的な知識を必要としますが、音楽療法の効果を私たちの日々の生活にとりいれることはできます。
まず第1番目の効果、不安軽減、精神の安定ですが、これは私たちが日頃音楽を聴いて感じる、リラックス効果と同じことですね。
2つ目の痛みの緩和、これは歯が痛い、腰痛など、からだの痛みがあるときに、音楽を聴くと和らぐ可能性があります。
しかし痛みの強いときは、医療機関の受診をお勧めします。
3つ目の免疫力アップ、これは風邪の流行っている時期などに使えそうです。
夜寝る前の毎日の習慣にするがおすすめです。
音楽療法でおすすめの癒しの音楽
音楽療法でよく使われる癒しの曲を2曲紹介しましょう
1曲目はノルウェーの作曲家グリーグの「抒情組曲」です。
優しく美しい調べの中に、ほのかに哀愁と寂しさが感じられる独特の雰囲気を持つ作品です。
北欧のショパンとも呼ばれたグリークの詩情豊かなメロディーに癒されます。
そしてバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(BWV1043)」もおすすめです。
短調の曲にもかかわらず軽やかで明るい雰囲気の2台のバイオリンの調和が美しい作品です。
この曲は後に「2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調(BWV1062)」に編曲されました。こちらもおすすめです。
音楽の科学的力で癒す音楽療法
芸術の一つである音楽が、実は科学的力も備え、それによって人の心身を癒す音楽療法。
音楽は、本当に奥深いですね。
明るい音楽、静かな音楽、音楽の雰囲気にも色々ありますが、音楽療法では「同質の原理」という、今の自分の気持ちと同じ感じの作品を聞くことをよくすすめています。