鼻づまり、肌のかゆみ…つらい症状にはこれ!
花粉の季節に使いたいアロマ&ハーブ



アロマテラピーは医療ではないため、アレルギーを治療するものではありませんが、花粉症による不快感を軽減するために活用することができます。
今回は良い香りでリラックスしながら花粉によるストレスをやわらげるアロマとハーブをお教えします。

花粉によるストレスを緩和!不快な症状別、アロマ&ハーブの活用術



活用法のポイント


花粉による症状がある方がアロマテラピーを楽しむ場合のポイントは、「香りをきつく感じ過ぎないこと」。
どうしても量が多い方が効果的なのではないか、という気がしてきます。ですが花粉による症状がある方の場合、香りによって粘膜が刺激され、くしゃみや鼻水を誘発することがあります。
そのためどの方法であっても、香りは「薄め」で使うようにしましょう!

鼻づまり


花粉症による鼻詰まりは、風邪とは異なり、鼻みずが詰まっているとは限らず、鼻の粘膜が腫れて、空気の通り道が狭くなった状態もあるようです。
そんなときは爽快感を感じることで、鼻が通った感じを体感しましょう。



・おすすめアロマ:ペパーミントのエッセンシャルオイル
ミント類のなかでももっともポピュラーなエッセンシャルオイル。
含まれるメントールがスーッと鼻から喉まで入ってきて涼しく感じるほどです。
そのため目や鼻の近くで高濃度で使ったり、マスクにダイレクトにつけるのはNGです。

おすすめは部屋に香りを広げる方法。
アロマライト(電気式)にペパーミントのエッセンシャルオイルを数滴落として部屋に香らせます。
アロマライトがない場合は、コットンやティッシュで代用してもOKです。

だるさ


だるい、熱っぽいなどの倦怠感によって、結果、やる気が起きないこともあります。脳に刺激を与えましょう!

・おすすめアロマ:グレープフルーツのエッセンシャルオイル
グレープフルーツの香りは、集中力や気力を高める作用をもつ自律神経系のひとつ、交感神経を刺激するといわれます。
みずみずしいフレッシュな香りは、気持ちを明るくして、リフレッシュさせてくれます。
コットンやティッシュペーパーに1滴落として、パソコン脇に置いておくといいでしょう。

のどの痛み


鼻が詰まるとどうしても口呼吸になり、そのため、のどが痛くなったり、咳が出ることもあります。
喉の不調があるときは、ハーブティーがおすすめです。

・おすすめハーブティー:ペパーミントのハーブティー
ペパーミントのドライハーブ小さじ1~2杯に200ml前後の熱湯を注いで数分置いたら、漉して飲みます。鼻づまりで鼻が利かないときも、ペパーミントの強い香りならわずかに感じられて、満足感が得られます。オフィスで飲む場合やタンブラーの場合は、お手軽にティーバッグを活用してもOK。
※エッセンシャルオイルは飲むことはできません。

鼻の下のひりひり感


だらだら出る鼻みずで、鼻の下がひりひりとすることがあります。1日に何度も鼻をかむことで、肌に必要な油分が拭き取られ、肌が乾燥してしまっています。



・おすすめスキンケア:ラベンダー配合オイル
ラベンダーのエッセンシャルオイルをホホバオイルに混ぜてブレンドオイルを作ります。ホホバオイル大さじ1~2杯にラベンダーを1滴。よく混ぜてお肌に優しく塗ります。
※赤くなっていたり、ブツブツができていたり、肌がめくれたようになっていたら皮膚科を受診してください。

顔のかゆみ


花粉が顔に付着してかゆく感じることがあります。春は乾燥の季節であり、紫外線も強くなり始めるシーズン。そのため皮膚のバリア機能が低下して、刺激に弱くなってしまいます。保湿して、普段から肌の機能が低下しないようお手入れしましょう。



・おすすめスキンケア:芳香蒸留水
エッセンシャルオイルは水蒸気蒸留法という方法で、植物からとられた油溶性成分です。その工程で同時にとれる水溶性成分を芳香蒸留水(ハーブウォーター、フローラルウォーターなどとも呼ばれる)といい活用されます。エッセンシャルオイル程、たくさんの種類はなくまた香りも弱め。肌にそのまま塗ることができて手軽に使えます。

好きな香りならリラックスもできて一石二鳥ですが、迷う人はラベンダーやローズの芳香蒸留水から使ってみましょう。いずれも古くから、お肌の細胞を活性化するといわれています。
肌にも優しく、ウォーターというだけあってさらさらの質感。べたつくことはありません。

洗顔後などに化粧水のように塗ります。油分はまったくないので、オイル分が必要な場合は別に補いましょう。