妊活中の女性に聴いてほしい
“妊娠力” が高まる!? 音楽3つの特徴
突然ですが、妊活中の女性は非常に忙しいのではないでしょうか。
- 基礎体温をつける
- 体を冷やさない
- バランスの良い食事を取る
- 良質な睡眠を心がけ、ストレスの溜めすぎに注意する
など、挙げれば切りがないほど妊活中は気をつけるべき事、やらなくてはいけないことがたくさんあります。
そんな一人では大変な妊活を、"音楽の力" が手助けしてくれるかもしれません。
この記事では、妊活を頑張る女性とそのパートナーの方にむけ、妊活中のストレスと睡眠、そして妊活中にお薦めする音楽の特徴と理由をご紹介します。
"ストレス" や "睡眠不足" は女性ホルモンのバランスを崩す原因のひとつ
子供を授かるには、卵巣、子宮、母体などが健康である ということもあるかと思います。
反対に不健康な生活はホルモンバランスの乱れや、生殖能力の低下を引き起こし、妊娠にも影響する可能性があるため、意識して改善に取り組んだ方が良いでしょう。
このホルモンバランスの乱れや生殖能力の低下には、食生活や適度な運動はもちろん、分かっていても改善しにくい睡眠の質やストレスなども大きく関わってきます。
妊娠するためには、
- 子宮内膜を厚くし着床させやすくする卵胞ホルモン
- 基礎体温を上昇させ子宮内膜をより厚く柔らかくする黄体ホルモン
これらのバランスが重要です。この2つのホルモンは脳の視床下部 (しようかぶ)・下垂体 (かすいたい) から指示を受け分泌されます。
しかし、この視床下部はストレスの影響を受けやすく、ストレスを溜め込む事でバランスの良い分泌ができなくなり妊娠にも影響してくることがあります。
視床下部は自律神経もコントロールしており、睡眠不足が続き自律神経が乱れることでも女性ホルモンの分泌へ悪い影響を及ぼしてしまうのです。
ホルモンバランスを整え、妊娠しやすくなるためにも、質の良い適度な睡眠とストレス軽減は重視すべき事だと言えるでしょう。
妊活中にお薦めする “音楽” 3つの特徴とは
妊活における睡眠とストレス軽減の重要性についてお話ししましたが、この2つは音楽によって、改善や良い効果が期待できます。
ではどんな音楽が良いのか、お薦めの音楽とその期待される効果を3つご紹介していきましょう。
自然音に含まれる「1/f ゆらぎ」で良質な睡眠を
良質な睡眠を取るためには、身体がリラックスした状態で入眠することが大切です。
リラックスするためには脳波を活動時のβ波からα波と呼ばれる状態に移行させる必要があるのですが、このα波への移行に効果的なのが、波の音や雨の音といった自然音やヒーリング・ミュージックです。
自然音やヒーリング・ミュージックには「1/fゆらぎ」と呼ばれる周波が極めて多く含まれています。
この1/fゆらぎの効果はα波を発生させることです。入眠時に流しておけば、良質な睡眠を取る上で非常に有効と考えられています。
クラシックもα波を発生させストレス軽減やリラックスに有効
そしてクラシックにもα波を出す効果があります。
α波を発生させる音楽を聴くことで、妊活中に嬉しい "入眠時のリラックス効果" や、"ストレス軽減" が期待できます。
ゆっくりと休息を取りたいときや、読書の時間などにBGMとして流すのも良いでしょう。
聴く時は音を控えめにし、歌詞の無い楽曲を選ぶことがお薦めです。
好きな曲を聞いて免疫力の向上とストレス発散に
妊活中のストレス発散にお薦めの音楽はクラシックだけに限りません。何より自分の好きな音楽を聴くことが一番のストレス発散となります。
寝る前などでなければ、ジャンルも穏やかなものに限らずアップテンポな楽曲や、ロックでも構いません。
歌ったりリズムに乗ったりして気持ちを盛り上げることも大切です。
また、音楽を聴くことでNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれる、ウイルスやがんなどを攻撃する免疫細胞も増えると言われています。
妊活中の音楽鑑賞は非常に良い効果をもたらすでしょう。
"音楽" には妊活中の女性にも嬉しい多くの効果がある!?
音楽療法は学術的にも認められ、2015年には不眠症へも効果的との実験結果がでています。
音楽には秘められた効果が多くあり、その効果は睡眠不足やストレスで悩む妊活中の女性への手助けにもなると考えられます。
妊活中は気をつけなくてはならない事がたくさんあり大変かと思いますが、そうした自分を労る意味でも、音楽のあるリラックスした暮らしを初めてみてはいかがでしょうか。