雨音をBGMに♪
おうちでリラックスにぴったりなアロマ



梅雨は気圧や湿度の影響で心身ともに疲れやすい時期。
今回は憂鬱な雨の日でも健やかに過ごせるアロマテラピーをご紹介します!

ご存知ですか? 「気象病」



気圧、気温、湿度など気象の変化にともなう身体の不調を「気象病」というそうです。
近頃多くなってきているとか。

特に梅雨時は高温、多湿、低気圧といった不快な気象条件が多く、身体が気象の変化に敏感に反応した結果、不調を感じます。

だるい、やる気が起きない、イライラ感といったメンタル的なもの、頭痛や関節痛など身体の不調…個人差はあるものの、なんとなくブルーになるのが梅雨時です。

こんなときは自律神経に不調が起きている可能性が高いです。

嗅覚刺激で "自律神経を整える"

交感神経と副交感神経のバランスで体内機能を調整するのが自律神経の役割ですが、気象の変化や不快な気候がストレスになると、交感神経と副交感神経のアンバランスが起き、自律神経の調整機能が落ち、いろいろな不調が自覚されます。

自律神経の調整は脳の中の視床下部 (ししょうかぶ) という部分が担っています。
エッセンシャルオイルの香り刺激は嗅覚を介して脳に伝達され、視床下部にも素早く情報が届きます。

そのため香りを使ってリラックスすれば、その情報は視床下部に届き、結果、自律神経が整うサポートになります!

自律神経にイイ香りは王道の "アレ"



ラベンダー(Lavandula angustifolia)の香りは自律神経を整えるのに役立つといわれます。
コットンに1滴落としてベッドサイドに置いて眠りましょう。

自律神経機能を整えるには、普段の生活リズムを乱さないよう心がけたいもの。
ラベンダーの香りでしっかりと眠り、バランスの良い食事をとり、日中は身体を動かすことで日中は交感神経が優位になり、夜はリラックスして副交感神経が優位になります。

こんな日常の積み重ねにラベンダーを組み込んでみてくださいね。

雨の日は "おうちアロマ" を楽しもう

気象病みたいな不調がなくても、雨はどうしても外出するのが億劫になるもの。
そんな日は雨音をBGMに、おうちでのんびりアロマ三昧!簡単な方法をお教えします。

バスタイムで体にカツ!

クーラーで冷え、水分を摂り過ぎて、夏も体が冷えている女性が多いです。
雨の休日は朝からローズマリー(Rosmarinus officinalis)のお風呂はいかがですか?

ローズマリーはシャープなハーブの香りがとっても爽やか。
お湯をはったバスタブに1~3滴ローズマリーのエッセンシャルオイルを入れてよくかき混ぜて体をつけて深呼吸。

むくみや冷えが軽減して、じわじわと元気が出てきますよ!

すっきり系アロマでじめじめを吹き飛ばそう

じめっとした気候にイライラしてきたら、スペアミント(Mentha spicata)などミント系の爽快な香りを部屋に広げてすっきりしましょう。
メンソールの影響で湿度も感じにくくなります。
コットンの数滴落として、香らせたい場所においておけばOK。

ティータイムは香り高いお茶をオーダー



手軽なものとしてフレーバーティーでも香りを楽しめます。

アールグレイの紅茶はアロマテラピーでも人気のベルガモットという香りのフレーバーティーです。
ミント系のハーブを1枚入れてアイスティーにすれば香り高く爽やかな飲み口になります!

因みにエッセンシャルオイルは天然の素材ですが飲用できません。
市販のベルガモット紅茶の葉をお買い求めください。

【番外編】通勤タイムもアロマでリフレッシュ!



雨の日の満員電車は不快指数マックス!

朝、グレープフルーツ(Citrus paradisi)のアロマをハンカチに1滴落として携帯しましょう。
混雑している車中で香りを使うのは他人に影響して難しい場合もあるので、電車を降りたら、そっと香りを鼻に近づけて深呼吸。
オフィスにつくまでにササっと気分転換できます。

※すべてエッセンシャルオイル(精油/アロマオイル)は天然100%のものをお使いください
※香りを楽しむときも適度に換気しましょう

「グレープフルーツは苦味とほのかな甘さがバランスの良い香り。すーっとするミント2種と合わさることでさらに軽やかで、リフレッシュ効果を高めますね」(中野先生)