市川市保健センター主催
「こころの健康市民講座」が実施されました。

市川市保健センター主催「こころの健康市民講座」

2013年9月14日(土)、市川市のメディアパーク市川2階、グリーンスタジオにて、「こころの健康市民講座」が開催されました。

始めに、市川市の大久保市長の挨拶があり、次に、市川市保健スポーツ部 保健センター健康支援課の林課長より、市川市の自殺対策の取り組みに関する話がありました。

続いて「ストレスと上手につき合う方法」というテーマで、横浜労災病院メンタルヘルスセンター臨床心理士の桃谷裕子先生による約90分間の講演が行われました。

講演の前半は、日頃感じるさまざまなストレスについて、またそのストレスと上手に付き合って行く具体的な方法や考え方についてお話しいただき、後半では、リラクセーション法を身につける方法として、「筋弛緩法」のレクチャー等があり、参加者の方々も桃谷先生の指導の下、積極的に体を動かしていました。

講演終了後は、10分間の休憩を挟んで、二胡(曹雪晶)とピアノ(竹田元)によるミニコンサートが開催されました。演奏曲は以下の楽曲です。

①島唄
②涙そうそう
③愛燦燦
④千の風になって
⑤チャルダッシュ
⑥見上げてごらん夜の星を

二胡の雄大且つ繊細な音色に、会場は穏やかな雰囲気に包みこまれながらコンサートは進行し、佳境に演奏された、緩急がクルクルと入れ替わる感情的な楽曲『チャルダッシュ』の演奏後には、それまでにないくらいの大きな拍手と、声援を頂きました。

客席から突然「二胡はどれくらいの期間で弾けるようになれますか?」というような質問が飛び出し、曹さんと竹田さんを驚かせる場面もありました。

最後の「見上げてごらん夜の星を」では、どこからともなく、歌声が聞こえてきて、演奏が進むにつれて、歌声は会場全体に広がり、ステージと会場が、一体感に包まれました。

日頃のストレスとどう付き合って行けば良いのかを理解しつつ、音楽の持っている癒しの効果を改めて実感できる「こころの健康市民講座」だったと思います。

曹 雪晶(そうせっしょう)

上海民族楽団の二胡演奏家としてソリストを担当し、一般演奏会や国賓の歓迎レセプションを中心に、中央人民放送・上海放送をはじめとするテレビ・ラジオ・レコードなどのメディアで活躍。

来日後は東京を中心に日本全国でコンサートを行い、同時にCDやCM音楽の演奏など、様々な分野で活動する。

代表作として、NHK大河ドラマ「秀吉」劇中演奏、野田秀樹主催の演劇「キル」の舞台演奏、市川猿之助のスーパー歌舞伎「カグヤ」「オオクニヌシ」の劇中音楽の演奏、筑紫哲也「NEWS23」のテーマ、NHK「中国語講座」、NHK国際ラジオ放送への出演・演奏等。中国民族音楽以外にも、坂本龍一アルバム制作参加や邦楽音楽家やクラシック、ジャズ、和太鼓集団鬼太鼓座との共演等、他ジャンルの音楽家とのコラボレーションにも意欲的に取り組んでいる。

竹田 元

長淵剛、チェンミン、山本コウタロー、東儀秀樹、山本潤子、甲斐バンド、吉田拓朗などのコンサート・サポート、キーボーディストとして活躍。

韓国のリーチェとのコラボレーションや、南佳孝、PeckerとともにTAKIBI隊ライブ活動を全国で行う。

そのほか、ネイチャー&ヒーリング系DVDのBGM制作なども行うなど、幅広いジャンルで活躍中のオール・ラウンド・プレイヤー。